車でテレワークするなら、WiMAXとクレードルを導入しよう

私が、車でのテレワークを開始して9ヶ月が経つ。
テレワークの通信環境としては、WiMAXをメインに、サブにスマホのテザリングを使っている。
最初のうちはWiMAXの取り回しで苦労したが、いろいろと工夫をした結果、今では快適な環境を構築できたと思っている。
今日は、私のWiMAX利用におけるコツや工夫について解説してみる。
なお、選定の理由については、以下の記事にまとめたので、気が向いたら見てください。

コツ工夫その1:クレイドルを利用

WiMAXのバッテリーと設置の問題

私が使用しているのは、Speed Wi-Fi NEXT WX06という機種である。
カタログスペックでは通信連続14時間などと書いてあるが、全くのデタラメ。
23時に帰宅し、電源を着けたまま車中に放置すると、次の日の9時に搭乗した際にはバッテリーが0%になっている。
全く使用していなくても、バッテリーは8時間くらいしかもたない。
また、移動中にもWiFiを使いたい場合、継続的に給電しておく必要があるが、この場所決めが面倒臭い。
シガーライターに差し込んだUSBソケットとかを使っていると、ブレーキを踏んだ拍子にWifi端末が床に落ちてしまうこともしばしばだった。

WiMAXの電波がイマイチ問題

電波状況が良いところなら問題ないのだが、車内でモバイル端末を使用していると、電波状況が悪くなることがある。
端末をダッシュボードに置いたり、車の外に持ち出すと電波が回復するのだが、まさか車外に放置するわけにもいかないし、第一、充電もままならなくなる。

クレイドル導入で解決!

契約時には、外で使う気満々だったので検討しなかったのだが、WX06にはクレイドルがあることを思い出した。
クレイドルがあれば常時給電してくれるし、受信能力を高めるためのアンテナも付属している。しかも金額は大したことない。
というわけで購入したところ、色々とはかどった。

ポイント1:電波の状況がかなり改善

電波は良い場所なはずなのに車内で使えない、という状況が結構改善した。
クレイドルから外すと3→クレイドル装着で4、みたいなことが結構ある。
また、速度の実測値ベースでも、そこそこの改善が期待できる。特に、ベースが低速の場合に効果が高いように思う。

ポイント2:安定した使用が可能

クレイドルを導入したことにより、車内での位置を定めることが可能となった。持ち出す場合にも、「ええと、どこ置いたっけ?」みたいなことがなくなった。
そして、車内で利用している限り、バッテリーは常に100%なので、持ち出す時にモバイルバッテリーを携行する必要もなくなった。

ただ、クレイドル本体には滑り止めがついていないので、車内での利用には別途滑り止めを購入する必要がある。
滑り止めは100均のもので十分。

ポイント3:表示が見やすくなる

これは思わぬ付帯効果。クレイドルに接続する前の表示はこんな感じ。

よーく眺めないと電波状況がわからないし、そもそも10秒もすると表示が消えてしまう。

これが、クレイドルに繋げると、、、

こんな感じにシンプルな表示となり、常時表示となる

これを車のダッシュボードに置くと、走行しながら電波状況の確認が可能となる!

近所で車ワークをする場合、働くために駐車する場所を選定することが重要となるが、そのアタリをつけるのがとても楽になった。

ポイント4:有線LANケーブルがある

まあ、今のところ使っていないのだが、、、。

この車には将来的にセンシングのためのIoT端末を増設する予定なので、その際にはとても有用なコネクターになる。それ以外にも、有線LANで接続するネットワークプリンターなどの導入にも役に立つかもしれない。
まあ、、、私はそういう使い方はしないけれども。

コツ工夫その2:あらかじめ使えそうな場所を探しておく

仕事は段取り9割。テレワークができそうな場所、そのアタリを付けられるようになっていることが、とても大切。
これは、クレイドル設置時に電波状態が常時表示されるようになって、調査や予測能力が飛躍的に改善した。クレイドルに表示された電波をチラチラと眺めながら運転していると、次第に法則性が掴めるようになってくる。

今までに、私が発見した法則を紹介しよう。

1.WiMAXは国道沿いが異様に強い
2.WiMAXは遮蔽物が多いところで弱い
3.WiMAXは人が集まる施設で強い

経験則から、この3つは今のところ鉄板の法則である。
そして、この法則を全て満たすのが、
国道沿いの道の駅!
これからも調査する予定だが、今のところ国道沿いの道の駅で電波が入らなかったことはほとんどない。
テレワークするなら道の駅。遺言状に書きたい一言だ。

 

雨野 鯰蔵こつこつ総合研究所 主任研究員

投稿者プロフィール

1971年アメリカ合衆国生まれ、千葉県育ち。
魚類、ヘビ類、カエル類、昆虫、巻貝、水生植物、藻類などを食べ、鳥類を食べることもある。
2005年4月、特定外来種として認定を受ける。

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