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充電を忘れてうっかりバッテリー切れしてしまった…そんなうっかり事態を防ぐため、ポータブル電源の日中給電を行うために有効な2つの手段について
- 2020/9/11
- 移動オフィス実証実験
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はじめに
2020年3月の緊急事態宣言発令以降、一貫してマイカーの中で仕事をし続けている。
私はほとんどの仕事をパソコンのみで完結できるため、スペースが狭いという以外に特段の問題は発生していないが、変人扱いされることは多い。
さて、本日の記事はそんな仕事を行う中で最重要となる電源についての説明。
ポータブル電源の選定については前回の記事において説明をしたので、こちらをご覧いただいてからの閲覧を推奨したい。
ポータブル電源縛り
ポータブル電源の運用を開始すると、次第に運用機材が増えてくる。機材が増えてくるにつれ問題となるのが、以下のようなことである。
「うっかり枯渇」が発生する
前日あまりバッテリーを使っていないと、充電を「まあいいか」とサボってしまう。大抵の場合は翌日も問題ないのだが、翌日にハードワークが重なった場合、使用中にバッテリー枯渇のランプが点滅し、焦る羽目になる。
バッテリー枯渇時の縮退運転が困難になる
あまりにも多くの機材を使え、その運用向上に慣れてしまうので、給電が無くなると縮退運転にストレスを感じるようになってしまう。
このようなことを避けるため、早い段階から日中給電の方法論は構築しておくことをお勧めしたい。
ポータブル電源の日中給電方法2つ
ポータブル電源を日中に給電する方法論は大きく2つに大別される。
なお、一番イージーな解決は「コンセントにつなぐ」ことなのだが、これではバッテリー給電の意味がないので割愛する。
方法論1:移動中にカーバッテリーから給電
筆者の使用しているポータブル電源(LACITA エナーボックス)には、純正オプションでカーチャージャーがラインナップされている。これは最大90Wでの急速給電に対応している優れものなのだが、いかんせん値段が高い。
というわけで、筆者は以下のようなものをAmazonでポチり使用している。
価格は純正品の1/6で、コードも長い。
LACITAエナーボックスの諸元を見ると入力は12.5V〜となっているが、筆者の環境では問題なく使えている。
カーバッテリーが弱っていると出力電圧が低下するので使えなくなる可能性があるが、そもそも12Vを下回る電圧である場合、バッテリーを交換した方が良いだろう。
方法論2:停車中にポータブルソーラーパネルから給電
まず申し上げておきたいのは、この方法が結構お勧めであるということ。
特に夏場の日中は、太陽光が強く移動オフィスでの仕事はハードになりがちである。
しかし、ソーラーパネルを使って給電していると、なんとなく炎天下に車を停車して仕事をしていることに必然性が生まれてくるため、「辛いがワクワクする」という、ある種マゾヒスティックな状況に置かれる。
ソーラーパネルの発電効率は年を追うごとに向上しており、昨今では折りたたみ式のソーラーパネルで最大100Wの出力を謳う商品も増えてきた。
ここでは純正品を購入しても良かったのだが、LACITAのソーラーパネルは供給が安定していないのか、改良版の開発中なのか、筆者が購入を検討した2020年7月の時点では予約購入の状況だったため、仕方なく代替品を20,000円程度で購入した。
また、本体に付属しているDCケーブルの長さが50cmと心許なかったため、3m程度の延長ケーブルを追加購入した。
ソーラーパネルによる給電の実際
本日は外でこのソーラーパネルを設置して仕事をしているので、実際の運用を紹介しよう。
本日の仕事場は、とある公園の駐車場。この通り、真夏の炎天下でダレダレな感じだが、このような時こそソーラーパネルの威力がいかんなく発揮される。
停車した車の屋根にソーラーパネルを設置。そして、延長DCプラグを用いて車内まで配線を引き込む。
その際、気になるのはケーブルのドアへの挟み込みだが、この程度のケーブルΦであれば問題なく引き込みができるようである。筆者は構わずドアを閉める。
社内に引き込んだDCプラグをポータブル電源に接続。
13.4V×3.07A=41.138VA(W)の給電をしている模様。おおむね、ノートPC1台分程度の充電を賄っている状況ではないだろうか。
ポータブル電源導入時には、ソーラーパネルの併用運用がお勧め
これでひとまず、筆者の運用する移動オフィスにおける電力供給インフラ(フェーズ1)はクローズ。
ここまで筆者が支払ったコストを計算すると以下の通り。
・ポータブル電源
LACITAエナーボックス 59,800円
・ソーラーパネル
BiGBlue 100Wパネル 19,999円
・シガーソケット・DC変換 1,499円
・DC延長ケーブル 780円
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合計 82,078円
これを高いと取るか安いと取るかは、人それぞれだろう。
筆者は移動オフィス生活を始める前は毎日のように喫茶店に行っていたので、喫茶店代1,000円/日のコストを82営業日分≒4ヶ月で回収できると踏み、購入に踏み切った。
なお、このような試みはビジネスにおいて格好のネタとなることも付け加えておきたい。
コロナ禍以降、やれニューノーマルだのワーケーションだのと話題にのぼることが多いが、移動オフィスからテレビ会議に出るだけで、「雨野さん、新しい!」「雨野さん、面白いことする人なんだな」「雨野さんにだったら抱かれてもいいかも…」など、テレビ会議の向こうの人から変人扱いされること請け合いである。
是非こちらの世界に来て、一緒に変人扱いされましょう。
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2021年 1月 19日
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